会長挨拶 平岡 徳大
皆さん こんにちは、会長挨拶申し上げます。
来たる5/27日は記念すべき日本海大海戦の戦 勝記念日です。当時の大国ロシアを極東の一小国が破った。世が世なら海軍記念日を祝うところですが、現在でも横須賀の戦艦三笠艦上に於いて各国武官を招待して式典が挙行されております。この海戦の模様は司馬遼太郎氏の坂の上の雲に余すとこなく書かれておりますので、会員の中でお読みになった方も多いと推察致します。
さて(これは一般には極めて知られておりませんが)もう一ツの坂の上の雲とも言われる「財政版坂の上の雲」がありました。平たく言って戦争をするとなると軍資金、すなわち金が掛かります。それも、やたらの金額ではありません。当時の日本は未だ明治政府になって30年強くらいのとこだったわけです。貿易の決裁資金の削減、船積み前の商品の契約の中止、又政府の必要とする輸入品に優先順位をつけ、低いものからカット、こうして軍資金の手配を内々でやりましたが、はるかに額が不足致します。そこで外国で資金を調達する(即ち外債を発行する)事を考え、戦時財政を明治の元勲
松方正義と井上馨が見る事となり、時の日銀副総裁の高橋是清に全権を委ね、外国へ派遣した。「開戦時どうしても1億円不足する、とりあえず、どうしてもこの金額だけは初っぱなに集めてくれ」この戦
費は一年と見積もってあるが、これは朝鮮から露軍を一掃するだけの目的で、もし戦争が鴨緑江の外に続くようであったら、さらに追加の戦費を必要とする
こういう状態であったわけです。まず米国に渡って向うの銀行家に話した所、未だ国も建国早々で外国公債を発行する等は経験も乏しく成立しない事を認めたので、英京はロンドンのシティへ向った。そこであらゆるコネをさぐり話をしたが色よい返事はなかった。しかし高橋是清が、この戦争は自衛の為のものであること、国民の覚悟等を説明するうちに先方に変化の兆しが表れた。そこであるパーティーでジェイコブ・シフ氏と面識を得た。そこで今までの交渉経過等を話す内、又4―5日に会いましょうという事でわかれた。このシフ氏ユダヤ系のドイツ人でウオール街の投資銀行家であって、比類なき人脈を持っている事があとでわかった。又、別に高橋とは異なった目的をもって海外へ派遣された人間は他にもいた。金子堅太郎(筑前
黒田藩の藩校出身で今から100年も前に米国はボストンに住みハーバードのロー・スクール出身でセオドール・ルーズベルトと同窓生であった)
岡倉天心、家永豊吉を含む5人の名英語使いで豊富な人脈を持っていた。この人達が米国の、ひいては世界の世論を味方につけるべく新聞へ投稿、又ラジオ、他マスコミへコネを求めて頻繁に登場し、宣伝広報活動に比類ない力を発揮した。これら及びシフの決断があって日本は8800万ポンド8億円(戦費全体の40%)を調達する事が出来、又前記の諸氏の活躍があって継戦ギリギリの所でルーズベルの斡旋もあってポーツマスで日露講和に持ち込む事が出来、辛くも大国ロシアに勝つ事が出来たわけです。
学校の歴史教育の中でも、こういう史実があった事を若い世代に良く教えるべきだと思う。5/27にちなんで会長挨拶と致します。
* 相続税――は日露戦争の戦費調達の為作ったと聞いております。
幹事報告 本橋 正夫
1、財)ロータリー米山記念奨学会ニュース ハイライトよねやま87号
2、ロータリー米山記念奨学会より功労者 本橋正夫さん、功労クラブとして感謝状を
頂きました。
3、「友」インターネット速報 284・285
4、国際ロータリー日本事務局より2007〜08年度 毎年あなたも100ドルを
5、米国ソルトレーク・シティー国際大会の「日本人親善朝食会」の申込書
6、地区職業奉仕部門委員長浅田様より ・平成19年度高校生社会体験活動への
協力について ・職業奉仕活動一覧
7、クラブ事務所、例会場等に関するお問合せ
8、エレクト事務所よりPETS討議事項について
9、財務かんとう 2007春号
10、ニコニコボックスへもう少し御協力お願い致します。
11、平成19年度所沢市暴力団排除推進協議会定期総会の開催について
12、次年度役員・理事のお知らせ…所沢中央RC
13、例会変更…所沢東RC、入間RC、所沢RC、新所沢RC
14、週報…入間RC、入間南RC、狭山中央RC、日高RC、飯能RC、所沢RC
論語の唱和 豊田吉三郎
子は四を以って教う、文・行・忠・信。
<現代語訳>
老先生は、四部門に基づいて教育された。すなわち、文芸(学問知識)・徳行・(他者への)誠意・信義(言行の一致)である。
ネパールよりのお便りとお客様
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ナマステ
所沢西ロータリークラブの皆様がネパールの Lalitpur-Dhapakhel1(住所)にあるShree Prakash Secondary School(学校名)に対して貴重な支援と援助を決定して頂いた事をお聞きし、大変うれしく思います。ネパールのヤラロータリークラブは所沢西ロータリークラブのすべてのメンバー及び事務局に対して心からの感謝を申し上げます。 ヤラロータリークラブを代表し、私達はこのプロジェクトの実施に関し、あらゆる協力と援助をお約束します。どうぞこの先我々がとるべきアクションをおっしゃって下さい。どうぞ宜しくお願い致します。
Jrmila Shreath 会長 Jran Shrestha次期会長
ニコニコボックス 山田 富男
所沢RC 中山惠詞様 お世話になります。
所沢中央RC板倉克明様 平岡会長さんには先月私共のクラブにお越し戴き卓話で
お世話になりありがとうございました。本日はよろしくお願いいたし
ます。
平岡 徳大 板倉先生、ようこそおいで頂きました。ごゆっくりどうぞ。
二上 詳吉、田中 義高、中村 茂、鈴木 真澄 ネパール・カトマンズ・パタン・ヤラ
ロータリークラブメンバー だるまさん、ジギャン・クマル・タパさん良く
いらっしゃいました。
ロータリーの森奉仕活動 豊田吉三郎
去る、5月20日(日)午前10時より羊山公園内で、水と酸素を生む「ロータリーの森」12各クラブの樹木を植栽し、当クラブでも「山ぼうし」を植栽致しました。しかし、10年を経過しこれまで秩父RCのご厚意で、維持管理をして頂いて来ましたが、木も大きくなり、又、雑草もひどくなって来ましたので、第2570地区クラブ総出の草刈り、樹木の剪定作業が行われました。秩父市長、鈴木ガバナー、金子パストガバナー、秩父RC会長・幹事挨拶等の後作業が行われ、秩父RCメンバー全員又、交換留学生も多数参加し、お互いに大変な所を手伝い合い、1時間半で終了致しました。その後、横瀬村の農園にてバーベキューに舌鼓を打ちました。
当クラブからも豊田、渡部パスト会長が参加されました。ご苦労様でした。
卓話 「防犯町づくり出前講座」
埼玉県総務部県民防犯推進室 地域防犯担当 大竹 廣具様
■ 埼玉県の犯罪情勢
県内の刑法犯認知件数は、この20年間で、約2.5倍に増加しました。検挙率は、刑法犯罪の増加に伴い減少し、平成14年には12.8%まで低下しました。
こうした中、警察官の増員や地域での自主防犯活動など、防犯対策を進めたことにより、刑法犯認知件数は平成16年をピークに減少に転じ、検挙率は平成15年以降改善しつつあります。
県内市町村の犯罪率(人口千人当りの刑法犯認知件数)を見ると、県南部や北部の県境近くの市区が高い傾向にあります。
犯罪の多くが身近な場所で行われており、ひったくり、路上強盗、自転車等盗、自動車盗、車上ねらい、自動販売機ねらいなどの該当犯罪は、全犯罪件数の約半分を占めています。
■ 防犯のまちづくり
住み慣れたまちでも、「防犯」の視点は普段あまり意識されていないものです。住んでいるまちを防犯の視点から見直してみませんか。
防犯灯が暗くなっている、樹木・雑草が生い茂っている、柵のない空き地があるなど、思わぬところが危険な場所に変ってしまっていることはありませんか。
危険箇所をチエックし、なくしていくように努めましょう。
気をつけたいチエックポイントは次のようなものです。
* まちを明るく
防犯灯・街路灯の点検、夜間の門灯点灯など
* 見通しの確保
樹木のせん定、雑草の刈り払い、見通しのきく柵や生け垣にするなど
* 防犯設備の設置
必要に応じて、防犯カメラやセンサーライトの設置など
今週の担当 二上 詳吉
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