第997回例会
2006 8 25
 
卓話 例会当番 記念祝福
8/25
9/1

9/8
所沢市長 斎藤 博様
「最近の政治状況について」  原野 城治様  「県政よもやま話」
    藤本 正人様
  町田 宗男
 松本 勇
 宮岡 實

月日 会員数 出席者 出席率 前回修正
8月18日 47名 37名 78.7% 100%
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 会長挨拶                          平岡 徳大

 皆さんこんにちは、会長挨拶を申し上げます。
 最近話題になった出版物で「国家の品格」があります。単行本の場合2〜3万部で「ヒットした」と言われますから、それを超えること約200万部、現在は250万部ぐらいと言われ、類を見ない大ヒットです。私はこういう本が、こんなに売れると言う事は、まだ日本は見捨てたもんではないと改めて思いました。著者の藤原正彦氏は本職はお茶の水女子大の数学の先生です。が今の所は気象庁出身の小説家でもあった「新田次郎」氏(小説富士山頂、八甲田死の行軍等多数あり)の御子息様と言った方が、分かり易いでしょう。(新田次郎は、ペンネームです。)ちなみに御祖父様は気象台のトップ(中央気象台長)を務めた藤原咲平氏です。いわば気象一家から三代目にして学者を輩出した訳です。

 ごく大まかにこの品のある作品の事を申上げるとなると「日本の国民たる者もっと自信を持って事に当るべし、そうすればアングロ・サクソン等は、ものの数ではない」と言う大変爽快な気持を私らに、又勇気を与えます。戦后国家の誇りや、忠誠心、又自信を失う様教育され、又近隣諸国からヤイノ、ヤイノと言われ、すっかり足腰の弱っていた我が国は古来の情緒や「かたち」をすっかり忘れ「欧米の論理と合理」へ身を売ってしまいました。更に冷戦終結后は、グローバル・スタンダードという風な格好のいい事を言っていますが、要するに「何でもアメリカ基準に合わせろ」簡単に言えばそういう事なのです。しかし、しからば論理でスパット割り切っているはずの欧米先進国が疲弊し行詰まっている。これはどういう訳か親子の殺人、訴訟社会の矛盾等どういう風に説明がつくでしょうか。これらは如何に解決するか? 米国型スタンダードを他国へ押し売りすると言っても、A国はA国の、又日本は日本なりの国の生い立ちから始まって、それぞれの永い歴史がある訳です。元々欧米人アングロ・サクソンは自然を征服されるべき対象として捉えている。しかし、東洋、特に日本は「自然は偉大なもので、人はそれに対し、ひれ伏す対象である」と考えており、発想の原点が全く違います。その為、それが日本人としての謙虚さを生んで来た訳です。

 それが今から100年も前に小泉八雲が感服した謙譲の美徳であり、それが近年に至っては安定した国家の底力となり得たのであります。戦后の日本は一貫して高い成長を遂げて来ました。

 そして我々の暮しは非常に豊かになりました。
これに異議を唱えるつもりは全くありませんが、繁栄の代償に失ったものは、あまりにも大きかった。それではどういう風にしてそれらに対処するのか? 先ず日本人が情緒と形を身に付ける事です。それが国家の品格になります。品格のある国家を再構築するにはどうしたら良いか?
@独立不羈。自らの意志に従って行動の出来る独立国たること。それには食糧の自
給率を高めること。世界に誇る日本の美しい情緒や形にふれること。
A高い道徳を保つこと。これが最近は著しく欠落しつつあると思う。
B美しい田園が保たれていること。
C天才の輩出。天才が輩出するのには役に立たないものや精神性を尊ぶ土壌、美の存在等が必要です。市場原理はこれら全てをズタズタにします。日本は天才を生む土壌を 着実に失いつつあります。美の源泉でもある田園は荒れ、減反の始末です。田園が乱れている、と言うのは恥ずべき姿です。かって我が国の田園美は維新の頃訪れたほぼ全ての欧米人に「こんな美しい国で一生過したい」と褒め称えられたものでした。日本は金銭至上主義を何とも思わない野卑な国とは一線を画す必要があります。国家の品格をひたすら守ることです。書の題名とは言え「国家の品格」等大それた事を会員の中で最も品格のない会長が申上げまして大変失礼致しました。

 二つ目のお話はR/Cと国旗についてです。これは7〜8年前の友誌に載っておりましたので読んだ方も多勢いらっしゃると思います。どこのR/Cでも会場に国旗が掲げられておりますがこの由来に就いて申上げたいと思います。私は青年会議所の出身でもあります。青年会議所も同じく日の丸を掲げます。それでこういう団体は皆すべてそういう風にやるもんだと思っていましたらこれは私の先入観でした。これは日本が段々と右傾化するころの話です。右翼の壮士に例会場へ乗り込まれまして(全く右翼等は昔も今も何も解ってはいません)R/Cは外国のスパイだろうと嫌疑を掛けられました。(元々が外国から来たものですからスパイもヘチマもありませんが)「いえそれは違います。私達は上質の職業人の集りだ。言いがかりもはなはだしい」それでは、その「証し」として毎例会に日の丸を掲げましょうと反論致しました。所は京都R/Cの例会場、時は昭和7年、反論した、時の会長は京都電燈(株)社長の石川芳次郎氏でした。今から75年前の話でした。

 幹事報告                 本橋正夫

1、2006-07年度広報補助金申請書
2、第1回地区ロータリー財団セミナー開催 9/9(土)11:50登録 坂戸グランドホテル
3、『友』インターネット速報 244.245.246
4、学友会ニュース 第95号
5、米山梅吉記念館館報 2006 秋 VoI.8
6、クラブのホームページが更新されました。週報は毎週入れていますので、是非見
  て戴きたいと思います。
7、財務かんとう 2006 夏号
8、例会変更…新狭山RC
9、週報…狭山RC、飯能RC、所沢中央RC、入間RC、日高RC、所沢東RC、

 ニコニコボックス             平林 忠

第2570地区ガバナー
鈴木 勲二様
2006-2007年度は「LEAD THE WAY」が年度テーマで す。進むべき道に誤りがない限り、勇気をもって「率先」してください
第3G ガバナー補佐
小久保富夫様
先先週に引続きお世話になります。
平岡 徳大 鈴木ガバナー、小久保ガバナー補佐お忙しい折、所沢西クラブにお出で下さいまして有難うございました。
本橋 正夫 鈴木ガバナー 小久保ガバナー補佐ようこそお出で下さいました。
大舘 良典 鈴木ガバナー様ようこそお出で戴きました。よろしくお願い致します。
小暮 博攵 嫁いだ娘に二人目男子が生れました。5人目の孫です。
内田 学 高1の子供が、コースデビューしました。私は1個、子供は11個のロスト・ボールでした。私はなんとか100を切り、親の面目を保ちました。
荻野 賢司 本日所用の為早退します。

 講話   「ロータリーの原点」    2006-2007年度 ガバナー   鈴 木 勲 二 様  

「ロータリーは親睦と奉仕の中に宿る。」と100年前にポール・ハリスは唱え、「開発」と「継承」の連鎖のもとに発展し、今年は「第2世紀の第2年目」を迎えました。
 よく節目の年を迎えると「初心に還れ。」とか、「原理・原則・原点を忘れるな」と言われますが、では、ロータリーの原点はどこにあるのでしょうか。
 シカゴにあるポールの弁護士事務所の壁には、彼の大好きなエマーソンの詩が額に掛けてありましたが、そこには(英文で)「千人の友人を持っている人と言えども、一人として失っていいと思われる友はいないものだ。」と、書かれていました。
 ポールは、「私には千人の友どころか、一人の友もいない。」と悲しげに認めた。と、ディビットC。フォワード著「奉仕の一世紀」に書かれています。1905(明治38)年、ポール・ハリスが3人の友人を誘い初会合を持ったのは、ポール38歳の時、独身でした。彼の著書によると「日曜日の朝は教会に行くのが習慣であったが、午後になると、何とも耐え難いほど寂しかった。」と回想しています。
 ポールはシカゴでは他所者であったので、とにかく心を許せる友達が欲しかったというのが出発点であったと考えられます。
 ロータリー綱領の第一条では、「知り合いを広めること。」とあります。次にロータリーの原点はどこにあるのでしょう。私は綱領の中に、原点を見出すことが出来ると思います。
 綱領第二条は、「ロータリアン自身が職業を通じて社会に貢献する事。」とあります。一業種一会員制で選ばれた職業人が、例会を通じて相互啓発をし、その良質なエネルギーを、ロータリアン各自が自己の職業を通じて体現することを、ロータリーでは「職業奉仕」と呼んでいます。この「職業奉仕」という考え方はロータリー独自のものであります。
ですから、ロータリーは、「団体奉仕」=「ウイ・サーブ」ではなく、「個人奉仕」=「アイ・サーブ」が基本であると言われる所以はここにあり、「職業奉仕」を深く理解し、職業に精励することが原点であると考えます。
 ところで、21年の歴史と伝統を持つ当クラブでも、いろいろな問題に直面されておられると思いますが、現在、168カ国と地域に120万人のロータリアンが活躍していますが、100年の間に、多くの人々の共感を呼び、人々を引き付けるロータリーの魅力とは何でしょうか。
 言うまでもなく、ロータリーの原動力となっているのは、「親睦」と「奉仕」の調和にあると言えます。この「親睦」と「奉仕」の両輪のどちらか一方が欠けたり、弱体化したならば、ロータリーの活動は機能しないと言っても過言ではありません。それでは「親睦」とは何かと言うと、「人と触れ合う喜び」であり、「奉仕」とは、「人に尽す喜び」を享受することであります。われわれロータリアンは、この二つの喜びを享受する権利と義務があります。
●親睦活動には、多くの交流の中からの相互理解と自己啓発という側面があります。色 々な人達との友情を育み、またロータリアンとしての仲間意識・連帯感が生れ、そうした土壌 からクラブとしての、あるいは個人としての奉仕に対する姿勢や意欲は掻き立てられるの ではないかと思います。
●ロータリーは「奉仕の理想」を旗印に活動していますが、奉仕の理想を追求するとともに、「理想の奉仕」を考えてみるべきではないでしょうか。
●クラブにとっても、また、個々のロータリアンにとっても、実践可能な「理想の奉仕」活動が何 かを探りながら活動することが大切ではないでしょうか。事業計画が画餅に終らないためにも。

    クラブ協議会

 各委員会より発表がありましたが、紙面の都合上割愛させて頂きます。事業計画書をご覧下さい。
◆ガバナー講評
ロータリーを取り巻く環境も以前とは異なるものの会員増強に取組んでほしい。ただし現在会員募集中といった、いつでも入れるという雰囲気は出さないでほしい。各委員会別に気がついたことは以下の通り。
*ロータリー情報委員会
内部の知識ルールを教育提供していくところ。定款細則に詳しくなってほしい。
*各奉仕委員会
クラブ奉仕委員会はロータリー活動の基本である。ロータリー活動は富士山に例えられるがクラブ奉仕委員会は富士山で言えば裾野にあたる。裾野の少し上が職業奉仕委員会、職業奉仕は職業を通じて奉仕すること。二合目から三合目あたりが社会奉仕委員会、五合目以上が国際奉仕委員会。
*クラブ会報広報雑誌委員会
会報広報雑誌もすべて一緒になっているが雑誌は分けてもいい。遅れず休まず続ける事。
*出席委員会
早朝例会を導入するなどの工夫も面白いかもしれない。
*プログラム委員会
外部からスピーカーを招くときには必ず最低30分は確保する。
*親睦委員会
大変立派な企画をしている。奥さんや家族も対象に仲間作りによく取組んでいる。
*スマイルボックス委員会
慶事の発信を中心に会員を明るい気持にさせ友情を育む役割。
*S A A
例会の品位を保つ役割。欧米のロータリーでも威厳を持っている。いわば鬼軍曹的や役割を
意識する。
*社会奉仕委員会
20周年を節目に若い世代との接点インターアクトに取組んでほしい。若い人との接点が活動を 活性化する。
*ロータリー財団委員会
ひとりに負担を強いるのでなく、みんなで負担するということを意識してほしい。
*国際奉仕委員会
ネパールの件、他にはない素晴らしい取り組みであり、更に今後の活動に期待したい。


                              今週の担当    森 研一
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